その後、母親がフィリピン出身であることもあり、大学卒業と同時に第3回WBCのフィリピン代表のトライアウトを受験しています。
見事合格したウィルアイアトン氏は、WBCフィリピン代表入りを果たしました。
2013年 テキサスレンジャースと契約
そして大会終了後、レンジャーズとマイナー契約を結んだものの、1年で現役を引退。
テキサスレンジャースなど2チームで、ビデオコーディネーターや編成部門のインターンを務めました。
2014年 ニューヨークタイムスの田中将大選手の記事作成時に通訳を担当
その後東京に戻ったウィルアイアトン氏は、田中将大選手ともつながりがあります。
田中将大選手がニューヨークヤンキースに入団する際、ニューヨークタイムスが田中将大選手の記事を書くための日本での取材時、通訳やサポートをしていました。
2015年 よしもとクリエイティブ・エージェンシーに就職
その後ウィルアイアトン氏は、よしもとクリエイティブエージェンシーに入社。
英語が堪能なだけでなく野球などスポーツにも精通しているとして、よしもとのスポーツマネジメント部門のサポートをする仕事を担当していました。
あゆむ
よしもとっていうから、てっきり芸人さんになったのかと思ったわ!
2016年 前田健太選手の通訳に
日本にいたウィルアイアトン氏は、前田健太選手の通訳のオファーが届いたことで、再び渡米します。
ウィルアイアトン氏は、前田健太選手の通訳を3年間務めた経験を通し、前田選手に伝えるためのデータを説明しているうちに、データ分析に興味が湧いたとのこと。
大谷翔平”臨時通訳”ウィルアイアトンは礼儀正しくて真面目な性格
ウィルアイアトン氏の人柄がわかるエピソードがあります。
人当たりが良く礼儀正しい性格で、前田と良い関係を築いていただけでなく、当時前仇を取材していた日本の記者たちもみんなウィルが大好きだった。
チームが打撃練習している間に選手に交じってが嫌で球拾いもしていたが、スライディングやダイビングキャッチをやってのけ、とても通訳とは思えないくらい一所懸命に打撃を追いかけた。
仕事に対しても真面目で、ウィルなら通訳として末永くやっていけるだろうと思っていた。
また、ウィルアイアトン氏は学生時代に何度も表彰されています。
- 2011年4月にトップアカデミックアスリート賞→スポーツ部の中で一番成績がいい人に贈られる賞
- 2012年4月にコリスすちーあ賞→大学全スポーツ部の中で最も成績がいい人に贈られる賞
それだけでなく、メンロー大学卒業生の中で一番成績が良かったとして最優秀賞を受賞し、卒業時にはスピーチもしています。
ウィルアイアトン氏は将来の夢をこのように語っています。
「まだまだ経験や知識は足りないですけど、いつかGMになってみたいですね。
最近は編成だけではなく、トレーナーやストレングスの勉強をさせてもらっていますし、選手の評価、スカウティングの部分も興味深いですし、そちらも勉強していきたいです。そういうものをしっかり把握していきながら段階を進んでいければと思っています」
大谷翔平選手にとって、これ以上ない優秀で頼りになる通訳はいないんではないでしょうか!
ウィルアイアトン氏は現在、パフォーマンス・オペレーション主任というポジションで、データを分析し、選手たちに伝える役割です。
現在のアイアトン氏の業務は遠征を含め常にチームに帯同し、データを元にしてコーチと選手をサポートするというもの。その一環として昨シーズンからチーム・バッティングの戦略にも携わり、戦略チームからもたらされるデータを分析した上で、試合前に選手たちの前で対戦投手の傾向や対策をプレゼンテーションも行っている。
https://news.yahoo.co.jp/
この役職は、フリードマン氏(ドジャース編成部本部長)が特別に編成した役職とのことで、ドジャースにとってウィルアイアトン氏は必要不可欠な存在だということがわかります。
当然ながら、大谷翔平選手ともすでに近い存在の方なんですね。
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